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アイメッセージインタビュー
<< 1999年07月号 >> アイメッセージインタビュー ~織田健嗣氏

お客様の声

○織田健嗣氏 略歴
 昭和35年2月6日生 呉市出身
 広島修道大学・米国ルイビル大学留学
 日立製作所勤務、5年前に独立
 現在(株)アクエリアス情報研究所・代表取締役
 経営コンサルタント。
 ITを使った新しいビジネスモデルの構築に携わってい
 る。
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    ■夢のもち方 まずは年収1000万の夢■
(Q.川相)
 この世紀末にあえて夢を描いて生きたいと思うのですが,その夢というのは果てしなくかなえられそうにない夢であったり、逆に誰でも簡単に実現できる夢であったりするのですが、我々は、どんな夢を描いて生きて行けばよろしいのでしょうか?

(A.織田)
 夢のもち方というのは、その人のレベルによって、力量によって違ってくる。それではどうしたらよいかとうと、出来るだけ大きな夢を持った方がいいといえる。それはなぜかというと、実現できない夢を持ったとしても心と体に躍動感、エネルギーが与えられるから、できるだけ大きな夢を持った方がイキイキ、ワクワク一日が送れるわけですよね。
できるだけ大きな夢をもつには、どうするかというとそれはホンモノに触れる、出会うということ。そういうホンモノと呼ばれるものにたくさん触れていくとモンモノをつくり出せる自分の可能性にも出会えるわけですよ。
だから音楽でも絵画でも経営でも書物でもあるいは人でもホンモノに触れてそうすることによって具体的な目標をつくり出すことができる。
例えば今年収400万円だとすると、それを1,000万円にしようという夢。年収1,000万円というのは、月収80万円のレベル。
このレベルというのは、年収400万円の人が出会う人や経験、生活全てちがってくるわけですよ。時間に対する考え方も人生に対するとりくみ方も友人も何もかもちがうわけです。
年収1,000万が達成できれば次に2,000万というのは早くなる。サラリーマンじゃなくて自分で事業をおこして会社を経営するというレベルですよね。
収入というのは、具体的な夢なわけだけど、それは本当は目標でもなんでもなくて自分を大きくしていくためのステップにしかすぎない。
やろうと思えば誰でもできると思う。そのレベルのことができずに何かの夢をえがくというのはちょっとちがうと思う。とりあえず年収1,000万円をゲットするというところから自分の夢の自己実現をしていけばやりやすいと思う。

       ■今の時流について■
(Q.川相)
 今の時代というのは、夢というのは、えがきにくくて、ただ漠然としがちなんですがそのように具体的なイメージをえがいてゆけば今日自分が何をすればよいか、この会社でどうやれば年収1,000万もらえるかよくわかってくると、一日一日が充実してきますよね。
次に今の時代を解くキーワードをあげるとすると、グローバルスタンダードであったり、インターネットであったり、イヤシであったり他にもいろいろあると思うのですが、結局今の時流は何だと思われますか?

(A.織田)
 一言でいえば今の時流というのは、ネットワーク化、シームレス化、ボーダレス化じゃないかと思う。グローバルスタンダードというのは世界標準。世界標準というのは、正しいとか正しくないとかの問題じゃなくてソフト陣営の多さによってきまってくる。
例えば昔のビデオのVHSとベータ。
今のパソコンでいうとマックとウインドウズが典型例。
結局は数の問題であり、どれだけネットワーク化できるか、シームレス化できるかが今の時流だと思う。
高齢化、少子化の問題でいえば、今ベネッセコーポレーションは、高齢化社会に向けて若い女性が老人介護できるシステムを開発してます。
結局老人というのは、若い女性が相手してくれるとまだまだ夢がもてるわけですよ。夢をもつということが若がえりの秘訣であり、ネットワーク化することによりビジネスチャンスが広がるんですよ。

(Q.川相)
 でも少子化、少子化というのは、根本的な問題があると思いませんか?確かに資本主義が成熟化すると、高齢化、少子化するのは必然なんでしょうけどやはりそれはどこかでくいとめないとおかしくなると思うんですよ。
子供はとにかく3人以上は生んで、少子化に歯止めをかけないとダメじゃないかと思うんですが。

(A.織田)
 その点はどうなのでしょうか。少子化の問題というのは結局年金問題なんですよ。結局大勢が少数を支えると。それが少子化の問題であり、年金問題なんです。だから、年金問題さえうまく解決できれば少子化というのは余り気にしなくてもよいと思う。

(Q.川相)
 最近の「いやし」ブームについてどう思われますか?ストレスがありすぎてこういうものがブームになっているんですが、こういう現象で世の中が不幸なことの証左みたいな気がするんが。現実の世界でいやされていればそういう音楽なんて必要ないものだし。

(A.織田)
 音楽というのは、全て「いやし」ですよね。
モーツアルトであろうが、ベートーベンであろうが、安室奈美恵であろうが、好きな音楽を聴いているとそれは心地よいわけで、それは必要なこと。つまり、ストレスの全くない社会というのは逆に問題なわけで、つまり、ストレスをもつということは、ある意味で緊張感をもたされるわけだから。それで社会は進歩するんですよ。ストレスを克服するエネルギーをどうもつかが大事なんです。それが創造性につながるのだし、夢と希望もそこから生まれるわけだから。

          ■広島と福山■
(Q.川相)
 広島からみた日本、広島からみた福山にについてどう思われますか。身近な例でいうと、広島カープの野球ってありますよね。あれは広島市民の気質を代表しているんですか?なんかイナカモンがすごいトレーニングしてチームワークだなんていって面白い野球しないし、何も感じないんですが。

(A.織田)
 結局耕思うんですよ。広島カープというのは、広島にあるだけですごいんです。その存在というものは、広島市民にとっては誇りなんですよ。福山も同じですよ。福山発の何かがあったとすれば、それに対しては胸を張らないといけないんです。あとは戦略の問題。戦略というのはトップで決まるから。
今の広島が、福山が、市民にとって面白くないというのなら、それは戦略をもったトップじゃないからですよ。福山は大変好きな街です。しかしこれからこの街が発展するかどうかはナレッジ(知識)にかかっていると思う。働く人たちにどれだけナレッジに対して欲求度が強いかどうかが、この街の将来を決めていくと思う。働く人たちにどれだけナレッジに対して欲求度が強いかどうかが、この街の将来を決めていくと思う。
世界に対してどうリンクしていくか、もっともっと勉強してナレッジをとりいれていく。これから、自分の人生にチャレンジしていこうと思っている人、起業しようと思う人がどんどん育てられるような環境づくりが広島でも福山でも課題になってくると思う。
例えば坂本龍一でも小室哲也でもいいんだけど、才能のある人って海外に脱出していますよね。
結局、税金の問題で海外にいる方がいいわけですよ。才能のある人、金をかせぐ力のある人から日本は税金をとりすぎですよ。
才能がある人から税金をたくさんとるシステムはかえていかないと、無能の集まりになりますよ、日本は。

(Q.川相)
 最後に今、最も興味のあることを影響を受けた人物、書物を教えてください。

(A.織田)
 今興味あるのはやはり会社を経営しているので、これからの世の中がどういうふうに変化していって、自分がその中でどう生かされていくのか、役にたっていけるかということですね。
影響を受けた人は、一番大きいのは母親です。
そして社会人になって、新卒で入って厳しくきたえてもらった日立製作所という会社の上司です。
日立に入って最初三ケ月研修があったんですよ。最初難しくてついていけなくて、でも朝の5時くらいまで、とにかく必死で勉強したんです。
みんな情報処理の専門家ばっかしで。
ある時、その情報処理の国家試験に合格しないとお前はクビだといわれて、ただ呉に病気がちの母親を残してきたから、日立をクビになって、帰るわけにはいかなかった。とにかく必死に勉強して何とかその試験に合格できて、とにかく20代の頃はがむしゃらに働いた。そして、一番若くして部長に昇格して、30代前半でやめたんだけど、その頃、自分を厳しく指導してくれた上司に、最も影響を受けました。あと書物でいうと、安岡正篤の書物ですね。
100冊以上は読んでいます。

おわり
(インタビュアー 川相誠司)

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