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アイメッセージインタビュー
2005/07/25 温故知新の家づくり(7)『クロスと土壁』

『クロスと土壁』

 私の家の壁は、クロスと土壁が混在しています。築三十年の家ですが、後三十年以上はもつと思います。

 三十年前の当時のクロスは、布クロスでした。今は、ほとんどビニールクロスになっています。実際十年前にリビングと寝室をリフォームした時は、壁は布クロスからビニールクロスに変わりました。

 この夏、気付いた事があります。それは、土壁である和室の部屋とクロス壁である洋室の部屋の温度差がはげしいということです。

 快適性が違うなと感じました。昔の家というのは、今ほど建築材料に化学物質が多く使われていませんでした。 壁は、自然材料の土壁がほとんどであり、左官屋さんが施工していたのです。

 この20年くらいで、たくさんの家をいかに安くつくるかという【経済合理性】を追求した結果、部屋の中も快適でなくなり、エアコンが普及して、人間の体は弱くなったと思うのです。家の中で使われている多くの化学物質が、昔はほとんどなかった花粉症やアトピーなどの病気を作り出していると思うのです。

 ビニールクロスの原料は塩化ビニールです。そのほかに添加剤として防カビ剤や安定剤、可塑材などが含まれています。可塑剤には、発がん性をもつ物質が多く含まれているそうです。

 また施工の際に使われる接着剤にも発がん性物質が含まれています。ビニールクロスを焼却処分するときには、ダイオキシンが発生するし、埋めたとしても土に還ることはないのです。

 クロスに囲まれた部屋で、エアコンのよく聞いた部屋で、仕事をしたり生活しながら【経済合理性】を顧みるのです。
 
※プレスシード平成17年7月29日号より抜粋

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