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アイメッセージインタビュー
2005/09/22 温故知新の家づくり(9)『アスベストを考える』

 私は、いわゆる「健康オタク」ではない。

昔、「買ってはいけない」シリーズを何冊も読んだけど、コンビニのおにぎりはしょっちゅう食べてるし、キリンのラガービールもよく飲んでいる。

竹富島には、インスタントコーヒーをお茶代わりに飲んでいる102歳のおばあちゃんがいるという話だし、本当に体にいいものばかり食して、長生きで健康でいるとは限らないと信じている。

 先日、知り合いの家主さんが、連日のアスベスト報道で業を煮やし、アパートのアスベストを、水をぶっかけて除去したという話を聞いてビックリした。間違っても自力で除去するのはやめてほしいと思う。

もともとアスベストは、天然の鉱物繊維。火山から吹き出た溶岩が水で冷やされる時に、アスベストの結晶が繊維状に成長するらしい。

天然もので安く手に入ることから、断熱材や防音材に多く使われ、その他にトースターやヘアードライヤー、換気扇、エアコン、電気ストーブの部品の一部にも使われているという。

もともと人畜無害と考えられていたため、戦時中の食糧難の時には小麦に混ぜて炒めて食べていたという。

問題は、肺などの「呼吸器系」に入ってしまうと中皮腫や呼吸ができなくなってしまう「アスベスト肺」になることである。

アスベストによる健康被害は、WHO(世界保健機関)で30年まえから指摘され、欧米では、とっくの前に生産中止、流通も中止されていたという。

だが、我が国では昨年でやっと全面禁止された。悪いと知っていて施工していた施工業者や、行政の責任はどうなるのだろうと思うのである。

アスベストは、解体時に飛散するので近寄らないようにし、「気持ち悪い」といって勝手に自分で除去しないこと。

塗料を塗る、接着剤で固める、ボードや壁紙で塞いでしまうなどの対処法が、今のところベストの方法である。

※プレスシード平成17年9月23日号より抜粋

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